早朝3時半、fugafuga!はあることを思い出していた!!

それは、昨日某場所付近での出来事。。。

出雲國神仏霊場巡りの最中、山間を流れる川にふと目をやると白っぽいお鳥ちゃんが飛び出た枯れ枝にチョコリ中。

まだまだ葉が生い茂る前なので、はたから見ても随分目立つ。


もしかして・・・!?


持ってきていた双眼鏡で見ればまさかのドンピシャ!!

そう!!清流のアイドルことヤマセミちゃん~。コミミも初めて見たーと大盛り上がり♪

急いで64を出して撮影しようとするが・・・。

カメラはあっても脚がない!!笑

手元にあるのは、滝を撮影したときに使ったマンフロット社製の細っそいカーボン三脚。

こういう時に限って・・・。トホホ

悔やむが、こちらに来てからというもの、出雲という地名だけあってずーっと雨と曇続き。。。

どうせ出番がないだろうと高をくくり、ザハトラー&ジッツオ一式は、ホテルのお部屋でお留守番をさせていたのだった。

手持ちで撮れる訳もなく、唯々見つめるだけ。。。

そうこうしていると、ヤマセミちゃんはケラッケラッと鳴きながら下流へピュ~♪

パシャリは叶わなかったが、素敵な出逢いにテンションUP。

その後の車内は、もちろんヤマセミ話!!

疲れも吹っ飛び、ルンルンで峠道を駆け抜けていたのは言うまでもなく・・・。笑

そんな訳で、ひょっとしたら早朝行けばチャンスあるかも!?

fugafuga!は、爆睡のコミミをよそにひそかに企んでいた。

ここで気になるのは、本日のお天気予報。

早速携帯で調べてみると、雨のち曇り!!

まぁ、思い通りにはいきませんよね~。涙

雨雲レーダーを見ると、出雲周辺は雨雲で覆われ既に降っているとのこと。

えぇ~。

こんな時にとぼやきつつ、カーテンを開けるとソコソコの雨粒が街灯に照らし出されている。

普段ならば、車すら濡らしたくない綺麗好きな性格!!

だが、今は旅先レンタカ~♪笑

これでハードルが1段低くなり、もしもの場合のレインカバーの存在が頭をよぎる。

折角、激重の12kg機材を持ってきたんだもん!!普段なら絶対にありえないほど、超前向きに検討。

珍しいでしょ!?笑

三脚濡れるけれど、行っちゃうか~!!バラしてキレイキレイすればいいんだもんね~♪

4時過ぎ、寝たりないコミミを強制起床の儀。

ちゃちゃと身支度し、三脚と雲台をキャリーケースから出して組み立て~。

35分、フロントに鍵を預け傘を差しつつ小走りで車へ。

暖機を済ませ、45分出発!!

1度行けば、そこそこの記憶は残るもの!記憶を頼りに、街灯すらない道をブォ~ン。

5時過ぎには、POINTに到着していた。

車内で愛機を慎重に組み立て、雨に濡れないようレンズコート社製のレインカバーを装着。

外に出ると、ヒェ~ッ。

風は強め&いい感じの雨模様。

一瞬でダウンコートがびっちゃびっちゃ・・・。

これをみたコミミは車内に逃げ込み、寝てる!!1人で行ってきてーと裏切りモード。

ここまできて、それはないだろ~!!怒

傘を差しつつ2人でテ~クテク。茂みにカメラをセットし、しゃがみ込む。

時計の針は、この時点で25分。辺りもまだまだ暗く余裕の到着である。

寒さに耐えること1時間ちょい、じょじょに明るくなりはじめた6時半頃、聞きなれたケラッケラッボイスが。

おっ!!きた。

見ていると、昨日見た場所より上の方にチョコリ。

枝被りじゃん・・・。

なんとか1枚でも収めようと、そーっと移動。

しかし、行きたい場所は急な坂の中腹。雨降る中で、傘を差しつつ高低差のある山はとてもじゃないが登れない。

元居た場所に戻り・・・。涙

天気が悪すぎるなぁ~。この後の予定も考えると、あきらめ時かも。

7時45分機材を片付け撤収することに。


今日の予定は、島根県の玉造温泉周辺~鳥取の境港周辺にかけて。

まずは、最初の目的地「玉造温泉」へGO♪

到着したのは、8時40分!

駐車場はないので、最寄りのコインパーキングにとめ整備された川沿いを歩いていく。

数分歩くと、川の中に大きめの石が勾玉型に並べられている。

コレコレ~♪

近くには、カエルの絵が描かれた可愛い案内板が1つ。

中心にある原石は「しあわせの青めのう」と呼ばれ、さわると幸運が訪れるのだとか。

靴を脱いでジャブジャブ行く気にはなれず写真だけパシャリ♪

このめのう、場所が場所だけにいつでも見れるわけもなく、水没率51%との注意書きもありました。

そりゃそうだよね~。笑

半分の確率で見れたコミミ&fugafuga!は、果たしてLuckyなのだろうか・・・!?


近くを散策してみるが、この辺りは旅館メイン。見る場所は、あまりないので9時過ぎ出発~。

松江玉造ICから山陰自動車道に乗り米子西ICで降りる。

あとは、ひたすら北上し境港へ一直線!

47号線を快調に走っていると、大きめの看板に「米子水鳥公園」と表記が。

時計を見ると、お昼時までまだまだ余裕が。

横を通るのであれば、行ってみるかな~♪

脇道にそれ数分。砂利の駐車場に車をとめる。

入り口には、丸太のオブジェ!その近くには、ここで見られる野鳥の種類が写真付きで紹介されていた。

奥へ進むと、ロッジみたいな建物が。

ふむふむ、ここから観察するのかな!?

入り口で、靴の裏を消毒し建物内へ。

入館料は、お1人様310円。2人分を支払い中へ。

入ってすぐの階段を上がると、広々としたホールがあり双眼鏡が椅子ごとに何台も置かれていた。

ガラスは大きく、眺望もGOOD!!ラムサール条約湿地に登録されている中海の一角が見渡せた。

手前の杭付近には、鴨や鷺がた~くさん。

だが、fugafuga!の狙いはワイルドな猛禽!!

職員の方に聞いてみるが、最後に見たのは数日前だそう。

な~んだ。。。

お目当ての鳥ちゃんがいないのであれば、ここに居ても意味がない。

ガックシしながら駐車場に戻っていると、いないと言っていたミサゴが風に乗ってあっという間にきえ去るところ。

ここで機材を構えていれば間に合ったよな~。

今日のfugafuga!は、なんだか鳥運に見放されている気が・・・。トホホ


11時18分、ブルーなメンタルのまま出発~。

境港駅周辺に着いたのは、45分であった。

そろそろランチ時!コインパーキングに駐車し、現在地&周辺のスポットを知るべく案内板を探す。

しかし、目に入ってくるのは、どこかで見たことのあるような妖怪のオブジェ。

それも1つや2つどころの騒ぎでなく数えきれないほど。


ここっていったい・・・!?


コミミに聞くと、ここ「ゲゲゲの鬼太郎」が有名みたいよぉ~とヒトコト。

ふぅ~ん。それで見たことある感じだったんだ!!

個人的なイメージでは、日本有数の水揚げ量を誇る港町&松葉ガニや紅ズワイガニ等様々な魚介のイメージだったのでちょこっとビックリ!!

面白い街づくりだなぁ~!そんなことを思いつつ、駅前の観光案内所へと向かう。

FREEのパンフレットを数枚GET!!

そして、今更ながら妖怪とコラボしている訳も判明!

ここ境港は、漫画家、水木しげる先生の出身地としても有名だったのだ。

駅前から水木しげる記念館まで続く800メートルの商店街は、2018年に再整備。

道沿いには、色々な施設が点在し177体のブロンズ像が置かれてるとのこと。

すると、コミミがすかさず反応!!私ここ行きたい~。

何を言い出したかと思えば、携帯で鬼太郎の形をしたパンを見せてくる。

なるほど・・・パン屋さんも・・・。

じゃあ、ランチそこでいい!?ケチろうとするが、そこは別腹だそう。笑

また後で来ることにし、ひとまず車へと戻る。

行先は、美保湾の近くにある「大漁市場 なかうら」。

10分程走り、駐車場へ車をとめると、お店の前には巨大な鬼太郎のオブジェ。その横には、ちっちゃなネズミ男も・・・。

※ちなみにこの像は、全高7.7m、重量は、90t。「がいな鬼太郎石像」と呼ばれ日本一巨大だそうですよっ!!

ちゃっちゃかお目当ての蟹を見に行こうするも、コミミは鬼太郎に釘付け。

訪れた人が記念写真を撮っているのをジーッ。そして、無言で並びだす。。。

やっぱりね・・・。

車からカメラを取り出し、しばし順番待ち~。

並ぶこと数分、無事パシャリ!!

店内へ入ると、手前は物産品。奥には生け簀があり新鮮なカニがい~っぱい。

併設されている、お食事処「弓ヶ浜」でランチをすることに♪

1番人気は、境港名物「かにトロ丼」!!お値段は、1300円とリーズナブル。

お味は、いたってシンプル!ふんわりとした食感が特徴的で、臭みは一切なかった。

このお値段にしては、良いほう!?パパッと頂き、お会計~。

折角なので、近くのさかなセンターも見学し、鬼太郎パンを買いに境港駅付近へ。

コミミを降ろし、fugafuga!は路駐しながら待機。10分程で、2つ買えた~とルンルンで戻ってくる。


13時20分、境港を後にしへ美保関灯台へ。

位置的には、神仏霊場でも行った美保神社の更に奥である。

境水道大橋を越え、8km程のドライブ。

天気も曇り空の中に、時たま太陽が顔を出すくらいまで回復していた。

到着は、44分。駐車場から5分程歩くと、海沿いに白い灯台が見えてくる。

案内によると、美保関灯台は、山陰最古の歴史を持つ凝灰岩の石造り灯台だそう。

建てられた当初は、「地蔵埼灯台」という名で呼ばれていたが、他にも同様の名前が全国にあったことから昭和10年に改名。

明治31年当時の光源は、石油を燃料としていたが、大正11年には電化。昭和29年、平成5年と改修され、現在のレンズは3代目である。

そして、この灯台!まだまだ現役バリバリ♪

世界灯台100選にも選ばれているので、知る人ぞ知るスポットだったり!?

灯台の中へ入ることはできないが、周囲は整備されていて散策することも。

眼下に広がる景色は壮大!岩に打ち付ける波が飛沫をあげ、遠くには御前島が見渡せた。


14時15分、出雲へ向けて出発~。

431号線を通り松江市内へ!そこから山陰自動車道に。

音楽を流しながらノリノリで走っていると、前車のブレーキランプが。


まさか、取り締まり!?


走行車線に戻り、ち~んたら走っていると、そうとは知らずかっ飛ばしていく車多数。

あ~ぁ~。

対向車がご丁寧にもパッシングしてくれるのに・・・。

料金所に近づくと、絶賛ホイホイ発動中。

先程、抜かしていった車はご愁傷様の巻。全部足止めされていた。。。

終点の出雲ICを降りたのは、15時過ぎ!出雲大社付近にある「旧大社駅」へ向かう。

この駅は、1990年4月1日に廃線となっているので、車をとめる所はどこでもOK状態。

カメラを持ち、趣のある駅舎をパシャリ♪

中へと入り左側を見ると、当時のままの切符売り場が!!

表記は、「きっぷ うりば」全部ひらがなで書かれており時代を感じさせる。

その上の壁には、当時の普通旅客運賃表が残されていた。

見てみると、神戸市内・大阪市内・京都市内・横浜市内・東京区内の表記も!!

ここから東京までかかる時間を考えると果たして何日何時間!?寝台だよなぁ~と思ったり。

天井には、灯篭型のシャンデリアが30基も吊るされ、奥の壁には、旧国鉄大社線旧大社駅の歴史も!!

開業は、明治45年「1912年」。開通当初の区間は、出雲今市「現出雲市」から大社間であった。

ちなみに現存している駅舎は、築12年で建て替えを余儀なくされた2代目だそう。


何故そんなに早く建て替えを・・・!?


訳は、出雲大社への参拝者が要因。比較してみると、その差は歴然!!


※開通前の明治44年6月に出雲大社へ行く参拝者は1万5千人。

※開通後は、その利便さから一気に急増。明治45年6月は5万人まで増えてしまいキャパオーバー。


よって、築浅にも関わらずより大きく利便性の高い駅舎へ建て替えをしたそうです。

これだけ人が押し寄せたら仕方ないか・・・。

ホームへ出ると、有名なD51型774号機関車が展示されていた。

通称「デゴイチ」、漆黒のボディに赤いエンブレム。ところどころ錆びているのが、渋くてカッコイイ!!

現物を見るのは、初めてなので色んな構図でパシャパシャ♪

42分出発~!走ってすぐの「道の駅・出雲物産館」で一息。

その後、コミミが行きたいと言っていた「島根ワイナリー」へと向かう。

移動距離は、3.2km。あっという間の到着である。

閉館は、17時まで!!ワンタイムほど余裕があるので、ワインの作られる工程をまずは見学。

そして、待望の試飲販売館へ!!

1番から9番まで、様々なボトルが樽の上で冷やされ飲み放題。

コミミが、「たまには、私が運転するから飲んで~」そんな素敵すぎるヒトコトを言うのを期待し待ってみるが現実は・・・。

自分だけ全ての樽を周り、30分後にはふ~らふら~とへべれけ!!怒

fugafuga!は運転なので、子供用のぶどうジュースをちびちび飲みましたとさ・・・。

味見出来なかったので、コミミの意見を参考に良さそうなボトル数本と名産のチーズを購入。

ホテルで飲むしかないもんね~っ♪フフン


18時時過ぎ、夕景を撮影しに「稲佐の浜」へ。途中までは、日が出ていたが徐々に雲がどんより。

しばらく粘ったが、回復しそうにないので数枚撮影し撤収!!

ホテルへ戻る途中、イオンに立ち寄り明日の朝食とお茶を購入。

今宵の夕食は、かつやのかつ丼1つ!2人でシェア。笑

どこでも食べれる安定の味ですので・・・。
お部屋に戻った後、すぐに飲めるよう冷凍庫でワインボトルをキンキンに!

パパッとシャワーを浴びての一杯は、最高~♪

慌ただしい爆速の旅も、いよいよ明日で最終日!!

悪魔の水をあおりながら、濡らした三脚をビューティーに磨くfugafuga!なのでした・・・。


ヤ・マ・セ・ミ、撮りたかったあぁぁ。うぅっ。。。涙



~本日のお写真~



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