携帯の目覚ましが、メロディーを鳴らし始めた5時ジャスト起床!

いつもなら、少し早めに起きてしまうfugafuga!も久しぶりの爆睡。

なにせ、想定外の距離をドライブ&心臓やぶりの山登りで少しばかり疲労がね・・・。笑

年を感じつつ、どでかいキャリーケースを開けの~んびり身支度開始。

寝ぼけ眼で、鏡の前に立つと珍しく地味~な寝ぐせが。。。

厄介だな~!ドライヤーを当てつつ悪戦苦闘!!

10分ちょいで、デコボコツンツンペアの名に恥じないキメキメへアスタイルに変身。

これだけは、譲れないんだよね~。かんばんやさんと一緒で!!フフン♪


パパッとお靴を磨き、30分には準備万端!!

そして、肝心のコミミはというと・・・。

そう!皆様お察しの通り、今だ布団に包まりスーヤスヤ。Zzz

ドライヤーの音、結構うるさいんだけどね~。お構いなしみたい・・・!?苦笑

早く起きなさい!!

優しく言うも、普段通りのグズグズモード全開。。。

布団を引っぺがし強制起床の儀。すんなりと起きてくれれば、この手間かからないんだけどね~。

TVを見ながら待つこと40分ちょい、ようやく・・・。

ルームクリーニングの方に、ご迷惑が掛からないようきっちり荷物をパッケージ!

45分、部屋を出てフロントへ~。

鍵を預け、外へ出ると予報通りの雨。傘を差しつつ車へと向かう。

荷物をトランクにしまい、しばしの暖機!

ENGINEが温まるのを待ちながら、カーナビに最初の目的地を入力する。

昨日は、気合と根性でギリギリまで攻め攻め。結果、目標越えの十二番まで行けちゃうミラクル。

おかげで今日は、ちょっぴり楽ちん♪

メインは、もちろん出雲國神仏霊場巡りの続きであるが、観光もちょこっとする予定。

地図的には、島根県内のみ!松江市「松江城付近」から出雲市「出雲大社付近」にかけてである。


7時ジャスト出発~!!

最初に行くのは、国宝「松江城」!!距離は、36kmである。

第十三番の「平濱八幡宮・武内神社」に、すぐにでも行きたかったのだが、社務所のOPENがちょこっと遅めの9時から。

早めに出発し、近場にいたほうが時間的にもロスが少ないと考え、寄り道してから行くことにっ♪

まずは、最寄りの斐川ICへと向かい、山陰自動車道でビュ~ン!

松江西ICで降り、シジミが有名な宍道湖を左手に見ながら走る。

信号待ちをしていた時、ふと目に入ったガソリンメーター。

う~ん・・・。半分を切っているなぁ!!

燃費のいい車なので、今日1日行けそうな気もしないではない・・・。

だが、不安なの気持ちで走るのは心もとないよねぇ~。安めのスタンドを探しながらキョーロキョロ。

島根美術館付近に差し掛かった時、対向車線側にトンガリ屋根のガソリンスタンドが!!

へぇ~!ずいぶん可愛いご当地スタンドだなぁ。

そして、値段を見ると驚くなかれ!レギュラー105円「※税込み107円」の看板が立掛けてある。

他のスタンドに比べて、20円~25円の幅。急遽、Uターンをし給油することに。

ちなみにハイオクも売っていたが、こちらも破格のプライス。

是非、関東にも作ってくだされ~と思ったのは言うまでもなく。。。

数分後、ガソリン満タン!!不安要素もすっかりなくなり、7時25分お城へ向けて再び出発~。

車内は、あの安さは素敵すぎると大盛り上がり♪

だが、お安いには訳があるハズ!!気になりネットで調べてもらうが理由は不明でした。

まぁ、レンタカーなので良しということで・・・。


31分、松江市松江城大手前駐車場に到着。

カメラと三脚を持ち、お堀の上を見上げると漆黒のお城が!!

これが国宝指定かぁ~!

圧巻の姿に見とれつつ、遠めからシャッターを切ろうと真横にある島根県庁側へテークテク。

数枚パシャリし、千鳥橋「別名:御廊下橋」から南櫓付近を抜け本丸へ。

桜も7分から8分程で、黒を基調としたお城とベストマッチ!

天守上には、国内最大級2.08mの巨大な木造鯱鉾が鎮座していた。

歴史も深く、慶長5年「1600年」関ヶ原の合戦で名将、徳川家康に従い武功を上げた浜松城主の堀尾忠氏。

この功績が認められ、出雲・隠岐の太守となり月山富田城に入城を果たす。

その後、初代松平藩主として新たな築城場所を選定していたのだが、慶長9年「1604年」突如急死。

その意思を継いだ、堀尾吉晴「忠氏の父」が、現在では、城山と呼ばれている標高28m程の大地「亀田山」に5年を費やし築城した。

慶長16年「1611年」、忠氏の息子「忠晴」と祖父である「吉晴」により松江城が竣工。忠晴が初代城主となる。

2015年には、国宝に指定され3年後の2018年8月には、天守をリニューアル。

ちなみに城内の造りは、地下1階~5階!!

広さで表すと、全国で現存する12天守の中で姫路城に次に位置する城である。

折角来たので、上まで行ってみたいなぁ~と思うも残念ながら、受付は8時半から。

今回は、外観のみを楽しみ、松江神社にお参りを。

綺麗に積みあげられた石垣を見つつ、駐車場へと戻っていると・・・。


あっ!!


ハート形の石がさりげなーく石垣に交じっているではありませんか。

れって、どこかで見たような!!!

ガイドブックには、載っていなかったのでTVで見たのかなぁ~!?

結局は、思い出せませんでしたけど・・・。苦笑


機材をしまい、WC休憩!駐車料金、400円を支払い、8時53分出発。第十三番の「平濱八幡宮・武内神社」へと向かう。

距離は、7.7km。9時10分の到着~!!

入り口の由緒を見ると、出雲國最古の八幡宮とも言われており、長寿祈願で知られている場所なのだそう。

石段をあがっていくと、狛犬が!

普通だと、怖い顔のイメージなのだが、なんだか、ひょうきん。

顔も怖くない&なぜか蹴鞠を持っているという。笑

参拝を済ませ、社務所へ。

桜を見ながら待つこと数分、朱印完成!護縁珠「命」を頂き車へ。


お次は、第十四番の「八重垣神社」である。

そういえば26日、桜カワセミのPOINTで早朝組のSGさんと、ここの話をしたなぁ~。

確か、紙にお金を置いて浮かべるんだったっけ!?

そんなことを思い出しつつ、9時22分出庫。

距離も近く、たったの5kmで到着~。

時計の針は、33分!カメラをトランクから出し、小雨の中を足早に移動。

ここは、言わずと知れた縁結びで有名な場所!

鳥居の前で一礼し、境内へ。拝殿で参拝し、社務所で朱印をお願いする。

朱印料を納めると、引き換えの番号札を手渡された。

ここで待っていても良いのだが、気になるのは、「鏡の池」!!

帰り際に頂くことにし、拝殿横の小道を抜けてちっちゃな橋を渡る。

竹に、しめ縄画が吊るされた鳥居!?をくぐり中へ。

入るとすぐに、案内がありお池の由来と占い用紙についての説明が記されてあった。

紙にのせる小銭は、百円玉or十円玉のみ。

そして、用紙が15分以内に沈むと良縁が期待でき、30分以上の場合は、もう涙もちょちょぎれるほどゴニョゴニョ・・・。

※気になる方は、写真を見てね~。笑


更に、近くで沈むと身近な人と。遠くで沈むと遠方の人と結ばれるといわれているのだそう。

結構、細かいんだなぁ~!

コミミとfugafuga!は、別にのせる必要もないので、お池後ろにたたずむ、天鏡神社「姫神様が祀られている」にお参り。

全景の写真を撮ろうとした時、偶然にも用紙を持った2人組の女性がワイワイ話ながらこちらへ歩いてくる。

どれどれ、どんな感じかな~!?

興味本位でシレッと見ていると、1人の女性が小銭がな~いとボソリ。

すると、もう1人の方が仕方ないわね~と言ってポッケから。


貰ったお金でやると、なんだか良いことない気が・・・。


さて、沈む場所と速度はいかなるものか!?

My小銭でTryした女性の紙は、すぐ近くで1分もしないうちにお池の中へ吸い込まれていく。


おっ!これは良縁に恵まれるコースだなぁ~。コミミと顔を見合わせにんまり♪


続く女性の紙は、近場で5分・10分・・・!!ちっとも沈む気配はない。

そんな2人は、えーっ!!これって、どっちなんだっけーと大盛り上がり!!

うん・・・ドンマイ!!

fugafuga!、思わず言いそうになりましたが、ここはグッと堪え社務所へ戻ることに。

番号札を渡し、朱印と護縁珠「結」を頂く。


52分出発~!

この後に行くのは、近くにある「いずもまがたまの里伝承館」。

出雲と言えば、やっぱり勾玉だよね~。

ホテルからわざわざ来るのは遠いけれど、ここまで来ていれば少し足を延ばすだけ~。

記念に1つ、PRESENTするとコミミに約束をしていたので、本日2ヶ所目の寄り道を♪

到着は、10時1分。お店のOPENは、10時なのでほぼロスなし!!

勾玉があしらわれたタイル張りの建物へ入ると、目の前には「日本一の出雲型勾玉」が!!

左側には、縄文時代から現代まで3000年の歴史が表や模型で展示されていた。

古来より、不思議な力が宿るとされ「魔除け・厄除け」色々な意味で身につけられてきた勾玉。

出雲大社や皇室との関りも深く、出雲の玉献上の儀式にも使用されているほどである。

これだけの歴史があることに驚きつつ、お目当ての勾玉がないかと店内を見てみることに。

置いてある品は、ストラップ・ブレスレット・ネックレス・加工前の石まで幅広い。

良さげなものを探すのだが、目に入るのは、どれも小さいビニール入ったものばかり。

普通、良い物は桐箱とかに入っているよね~!?

安かろう悪かろうじゃ意味がない!

求めているのは、こういうのじゃないんだよなぁ~。

つぶやきながら、一番奥へ行くと、ショーケースに入った数万円~数十万円クラスのものが!

おっ!いいじゃん!!しかし、好みの柄がない。

同じ種類でも、削り出された部分により千差万別。色の濃さや表情も全然違いますからね~。

ウロウロしていると、店員さんが「お誕生月でも選べるんですよぉ~」と気さくに話しかけてくる。

まぁ、聞くだけ聞いてみたら!?

コミミに言うと、手渡された紙にカキカキ。数分で、相性が書かれた紙が手元に!

早速見てみるが、う~ん微妙。。。

まぁ、ビビッとこないからいいや!車へと戻る。


16分、いずもまがたまの里を後にし、第十五番の「熊野大社」へ。

距離は、15km!38分、駐車場に到着~。

先程まで降っていた雨は、幸運なことに止んでいた。

白い鳥居の先には、朱色の橋が架けられ奥には立派なしめ縄が吊るされた門が。

手水舎で清め、本殿で参拝を。

ここは、誰もが1度は聞いたことがあるであろう「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」が祀られている場所。

日本書紀「斉明記」にも記録「出雲國造に厳しの神の宮を修造せしむ」が残っており、出雲國一宮に指定され非常に由緒ある神社としても有名である。

社務所で、神仏霊場の旨を告げ、朱印と護縁珠「火」を頂く。


52分、出発!!

そろそろお昼時なので、次の目的地にも近い地元で人気のお蕎麦屋さん「海潮路」で腹ごしらえをすることに。

スッカスカの道を走ること15分、趣のある建物に到着。

MENUを見ると、あれれ!?

割子蕎麦or釜揚げ蕎麦の二種類しか表記がない。

そこまで深くは調べてなかったので、2人揃って驚き桃の木・・・。笑

天ぷらとかあるかなぁ~と内心思っていたんですけどねっ!!

そんな訳で、オーダーしたのは、冷たい割子蕎麦!

最初に出てきたのは、温かいお茶・蕎麦湯・蕎麦饅頭・お新香の4点。

待つこと、10分ちょいで独特な器に盛られたお蕎麦が運ばれてくる。

面白いのは、小さな丸い形をした朱色の器にお蕎麦が3等分され積み重なっていること。

一般的なイメージだと、四角いザルにお蕎麦がドンッ!!ですからね~。

そこに、別途ついてきた薬味「削り節・ネギ・大根擦り・おノリ」を上に乗せおつゆをかけて食べるそうな。。。

ここでふと疑問が!!

当然、器にはおつゆが少し残るよね!?

気になり伺ってみると、残ったおつゆは、次の器にかけていくのだそうです!!

なるほどね~!!

食べ方も分かったところでイザ実食!!

お蕎麦は、ツルンとしていてコシ強め。香りも良く、打たれている麺の細さも絶妙。

おつゆも、色々なものがブレンドされているのだろう。こちらもfugafuga!的には、好みの味であった。

美味しく頂き、お腹もいっぱい♪お会計は、2人で1600円也。


11時20分出発~♪第十六番の「須我神社」へ。

お蕎麦屋さんからの距離は、2km!!山道を下ってすぐ到着~。

しかし、カーナビに案内された場所は駐車場。

車をとめ、辺りを歩いてみるが、神社らしき建物はどーこにもない!

看板は出ているので、場所は間違いないはずなのだけど。。。

そうこうしていると、参拝に来られたであろう大阪ナンバーの車が1台駐車場に入ってくる。

さまよっている姿は、あまりにもかっちょ悪い。

さっさと見つけたいが、そう簡単には・・・。

降りてき人達も、初めてらしく揃って迷子コース。笑

みんなで仲良くウ~ロチョロ!山奥で宝探し~のような雰囲気を満喫することに。トホホ

道路を渡ってもナシ。山道を登ってもダメ!!なら、まさかの下りかい!?

しばらく行くと、あきらかに民家とは違う社っぽい屋根が見える。

あったー!!

コミミに叫ぶと、迷子さんご一行も一緒にテクテク。

そんな訳で、スピーディーに駐車場には着いたものの、なかなか見つからずの巻。

地味な苦労をしましたとさ。。。

ちなみに、カーナビが案内した駐車場は遠めの場所。

近くにも駐車場があったが、こちらは絶賛工事中。

いずれにしても、ここにとめる運命だったということねぇ~。アハハ


気持ちを切り替え、やっとこ参拝を。

朱印をお願いし、待っている間に由緒を見ているとアレッ!?

そこには、今日見たばかりの名前が!!

須賀神社では、主祭神として三柱の神様が祀られているのだが、そこに「須佐之男命・スサノオノミコト」の名が入っていたのだ。


※三柱は、「須佐之男命(スサノオノミコト)・奇稲田姫命(クシイナヒメノミコト)」。その御子神「清之湯山主三名狭漏彦八島野命(スガノユヤマヌシミナサロヒコヤシマノミコト)」である。


確か第十四番の「八重垣神社」だったよねぇ!?表記は、難しい漢字四文字だったはずだけど。。。

疑問に思い調べてみると、「素戔嗚尊・スサノオノミコト」との表記が。

漢字は違うが、読み方は一緒!?

疑問に思い調べてみると、どうやら漢字は5パターンあるみたい。

そして、思わぬ発見も!!

主神祭としている神社の中に、京都の八坂神社や埼玉の氷川神社等、数社あったのだ。

意外と身近な存在だったみたいです♪


話を由緒に戻し・・・。

古事記によると、和銅5年「712年」には、「須佐之男命スサノオノミコト)」が「八岐遠呂智(ヤマタノオロチ)」を退治。

後に、須佐之男命は、出雲國須賀の至り宮造りをなさったそう。これにより、須賀神社は日本初之宮に。

また、宮造りをしている際、美しい八重の雲が宮殿を取り囲むように出ていたことから、須佐之男命は思わず歌にしたそうな。

お詠みになったのは「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」という三一文字のフレーズ。

これが、日本最古の歌であることから、和歌発祥の地とされているのだとか。

聞きなれている「出雲」という地名も所説あるがこの御歌が起源とも!?

神仏霊場を巡っていなければいまだに知ることもなかった事がいっぱい!

ただ巡るだけでなく、歴史や神話をSETで勉強できるいい機会だなぁ~と思いましたっ♪


45分、出発!!第十七番の「峯寺」へ。距離は、18kmである。

到着は、12時10分!山々に囲まれた一本道の急坂をたどっていくと、時代を感じる門が。

そこには、二体の仁王像も鎮座しており、かなりのインパクト。

参拝を済ませ、寺務所で朱印をお願いする。

ここは、奥出雲の火祭りで有名な場所だそう。毎年4月中旬には、火渡り体験も出来ちゃうのだとか。

どう考えてもアッツアツの火傷確定コース。足の裏、焦げちゃうよ~と2人でケラケラ♪

他にも、お寺に宿泊したり、季節お野菜を使った精進料理を頂くことも可能。

色々体験をしてみたい方は、是非!!※どちらも要予約ですよぉ~。


23分出発!第十八番の「須佐神社」へ。

クネクネ道をfuga速で走り抜けていると、路上の標識に「龍頭ヶ滝」5kmと案内が。

う~ん。。。しばし悩み思い出す。

そうそう、旅行に行く数日前、どこかのHPでオススメスポットとして載っていた所だ!

確か落差数十メートルの迫力ある滝だったはず!!

コミミに調べてもらうとドンピシャ。折角なので、本日3回目の寄り道をすることに~。

当初進むルートを左折。片側1車線の道をどんどん進んでいく。

4km程行ったところで、道幅は狭くなり・・・。

借りているレンタカーでも、対向車が来ればすれ違い困難なほど。

ここでもカーナビは、目的地に到着しました!!と勝手に案内放棄。笑

だが、今回は大きめの看板がアチコチに出ているので心強い。

数分で、綺麗に舗装された駐車場に到着~。


カメラ&三脚片手に、案内に従ってテークテク。

300m程歩いたところで、道は二股に。

まずは、近い方から行ってみよう!数十メートル進むと、控えめな感じの雌滝が姿を現す。

SS遅めで、数枚撮影!

再び二股に戻り、今度は、最大落差40mの雄滝へ~!!

ルートは、杉林の間に造られている木の階段をひたすらあがっていくだけ。

ついてみると、ここ数日続いている雨のおかげでソコソコ水量。

ゴォ~という音が静かな山の中にこだまし、霧状の水しぶきが舞っていた。

レンズが濡れないようチョコッと離れてパシャリ♪

野鳥の声も多く、この辺りをウロウロしたら色々と撮れそうなスポットであった。


寄り道は、この辺でお~しまいっ!!

あまりのんびりしていると二十番まで回れなくなっちゃいますからね~。

13時14分、再びハンドルを握り山道を走り出す。到着は、35分!!

駐車場は、真裏なので歩いて2分もかからない。

苔が生えた鳥居の横には、数年前に植えられたであろう一本の桜がひっそりと。

そして、この旅で何回も聞いている「須佐」というフレーズ。

fugafuga!即反応!!須佐・・・の・・・神社だよね・・・!?

予想は、お見事ドンピシャ!!

入ってすぐの由緒には、御神祭として「須佐之男命」がお祀りされている旨と自らの御魂をこの地に鎮め、自身の名を地名「大須佐田・小須佐田」にしたことが記されていた。

参拝を済ませ、朱印と護縁珠「素」を頂き、46分出発~。

第十九番の「長浜神社」へ。

距離は、18km!14時11分の到着である。

あと1ヶ所で完成だね~♪

にこやかにそんな話をしながら歩いていくと、コミミの顔が急に・・・。

そう!大嫌いな石段が出現したのだ。大爆笑

これっていったい何段!?数える気はないので、fugafuga!は無言でテクテク。

何十段かあがると、左右に灯篭があり、雰囲気GOOD~♪

木々が石畳を囲うように生い茂りまるでトンネルのよう!

最初の一歩目は一緒だったが、いつしか姿は消え差は歴然。

眼下で、ヒィヒィしながら1段1段・・・。

そんな光景をチラッと見つつ、fugafuga!は撮影に専念。

かなり遅れて、ようやく本殿前で合流。揃って参拝~。

社務所へ行くが、2グループ前にいたので順番待ち。

おくたびれのコミミを並ばせて置き、fugafuga!は由緒を見てお勉強~。

ここは、武運の上達や勝利の神である「国引きの神」をお祀りしているところであった。

33分、朱印と護縁珠「綱」を頂き、いよいよ最終目的地!第二十番の「日御碕神社」へ♪

距離は、16km。時間もまだまだ余裕があるので、ゆっくり海を見ながらのドライブ。

到着したのは、57分である。

海が近いこともあり、浜焼きのいい香り。

サザエやハマグリ、エビ等が美味しそうに焼かれている。

しかし、地のものは1日1食だけ!!節約節約~。

おばちゃんの誘い声をグッと我慢し、テークテク。

しばらく行くと、デカい鳥居が!奥には、橋が架かり海が見える。

1礼し、進んでいくと鮮やかな朱色の社殿が。例えるならば、竜宮城のような感じ!?

主祭神は、「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」と「神素戔嗚尊(スサノオノミコト)」。

由緒によると、下の本社には「天照大御神」が祀られ、天暦2年「948年」村上天皇の勅命によるものと記されている。

上の本社「神の宮」には、「神素戔嗚尊」が祀られ、安寧天皇13年「紀元前536年」と・・・。

もう想像できないくらいの古さで、ただただ驚くのみ。

ちなみに、名前の由来はこの古来両本社を総称して、日御碕大神宮と称すのだそうです。


無事に、20ヶ所を巡れたことを感謝し参拝。

社務所で、最後の朱印・護縁珠「守」・すべての護縁珠を結べる組み紐を頂く。

※組み紐は、出雲國神仏霊場と彫られた大きめの玉を中心に護縁珠を左右の紐に番号順で通していくもの。お値段は、1500円也。


しかし、これで神仏霊場の旅はお終いではない!!


実は、パンフレットにも記載されていない、知る人ぞ知るSPECIALな続きがあるのだ。

それは、すべての社寺の巡拝が終わった方のみが受け取れる「満願之証」の存在。

HPで調べていた時に偶然発見し、忘れないようにとメモしていた。

これを頂くには、最後の巡拝場所で専用の用紙を記入し後日郵送してもらうというもの。

当然、この書類を書く際には、証である朱印と護縁珠両方を見せなければならない。


だが、郵送というのもちょっとなぁ~!こだわり強いfugafuga!は思うのです。

可能ならば目の前で書いていただき、今日欲しいよね~っ♪

ならば一番大きい、出雲大社でお願いしてみよう!

神仏霊場の第一番でもあったし、可能性も高いはず。

日御碕神社を後にし、もと来た道を引き返す。距離も9kmと近く、15時半過ぎ出雲大社の社務所に到着~。

この時間帯なので、御朱印を求めて来られる方も多く、そこそこの行列。

ジーッと順番を待つこと10分、ようやくfugafuga!の番が。

グレートに神仏霊場「満願之証」をお願いしますっ!!

金色の刺繍が美しい巡拝帳と護縁珠を受付の方に渡す。


早速、確認の儀!


にこやかな感じで、大変だったでしょぉ~。半年くらいかかったんですか!?と聞かれる。

いやいや、昨日ここに巡拝帳を頂きに来て、今日終わりました!写真もいっぱいありますよぉ~♪

これには、受付の方も、またまた御冗談を~!!満面のツッコミ返し。

これって、かなり大変なんですよ~。中には何年もかかる方も・・・。


ほらっ!日付を見てください!!


これには、社務所の中にいらっしゃった方々も目が点。これまでで最速!?

並んでいた方も何それ~と視線が続々。。。

ちゃんと、自然も満喫して寄り道もしてきましたよっ。

もう、この時点で周辺はとっても賑やか。

そして、fugafuga!の読み通り、お目当ての「満願之証」はすぐに用意出来るそう。

数分待つと、封筒に入った賞状のような紙が。

そこには、20個の金色の珠が描かれ、護縁珠に彫られていた社寺の1文字が白抜きで書かれていた。

おおっ!豪華だな~。

四隅には、出雲らしく雲のイラストがあり、中心部分には「出雲國神仏霊場巡拝 満願 ご縁の道 心の旅」と。

日付と、名前を入れてもらい満願之証と共に、桐箱に入った「満願勾玉」を授与される。

これは、出雲特産のメノウに満願と文字が彫られた特別な勾玉。

単体で買うことはできないので、これも記念としてはピッタリである。


これで、出雲國神仏霊場はすべてコンプリート!


今日だけでも、200km程の移動であったが計画通り目標達成。

雨に濡れないよう、リュックに大切にしまい車へと戻る。


時計を見ると、まだ16時手前!

折角だから、観光でもしようか~。昨日と同じP2に車をとめ、出雲大社前の通りを散策。

まずは、午前中に行った、いずもまがたまの里伝承館の系列「たまゆら」へ。

このお店は、駐車場からすぐの所にあった。

色々吟味してから決めたいので、パッと見てから、もう一つのお店「めのや」にも足を運んでみる。

店名は違えど、こちらも同系列。出雲大社の目の前で良立地。店内も広く、たまゆらよりも種類が多く賑わっていた。

どのようなものがあるか、品定めをしていると詳しそうな店員さんが声をかけてくる。

コミミに1つ買おうと思っている旨を伝え、まずは色々と話を聞いてみることに。


すると、一概に「勾玉」と言っても多種多様。

外国石を加工したものあれば、国産の「出雲石・糸魚川ヒスイ」までと幅が広い。

希少性もそれによって異なり、後者の方は当然お値段もするが品質もよく鑑定書付きとのこと。

また、勾玉にするまでの工程も様々。。。

機械で加工しているものから、熟練の職人による手仕事までと奥が深いのだとか。

ふ~むふむ!良い話も聞けたので、職人さんが削り出した一点物にすることに。

選んだ種類は、糸魚川産ヒスイ!

削る場所によって、柄や色味も違うので、数点ショーケースから出してもらい、光に当ててながら両面をCHECK♪

選ぶこと数分、即決定~!

一生ものなので、ここは奮発!!お値段は、予算オーバーもいいところでした・・・。苦笑


お会計を済ませ、fugafuga!も記念に1つ選ぼうとウロウロ。

先程の話を参考にし、種類は国産の「出雲石」に。

数個出してもらうが好みの色や柄がなく、護縁がなかったということであきらめよう。

お礼を伝え、お店を出ようとするとお姉さんが、駐車場付近の「たまゆら」に行きました!?とヒトコト。

ついさっき、見てきましたよ~。

返答すると、あそこなら展示品以外にも数個あったはずです。親切に教えてくれた。

ん~あったかなぁ!?戻ってみるが、いまいちしっくりこない。

在庫を聞くと、高いものはあまり店頭には出していないそう。

待つこと数分、ジュエリートレイにガーゼに包まれた出雲石が7個こ出てくる。

こちらも全て、職人による1点物。

好みの形を選び、1つ1つ光に当て、黒味がかった模様の石をチョイス!

ちゃちゃっとお会計をし、教えてくれたお姉さんの元へ。

ありました~!お礼を伝え、しばし談笑。

さぁ、帰ろうか!!お店を出ようとしたとき、コミミが後ろでボソリ。


ん!!何か言った!?


聞くと、ブレスレットも欲しい~♪こっちのほうが、普段つけれるし!!

あのさぁ~、ネックレスで十分でしょ。

一応引き留めてみるが、聞く耳もたず再びショーケースの前へ逆戻り~。

まぁ、折角出雲へきているんだし、ものは考えようか・・・。しぶしぶ付き合うことに。

コミミは、先程のお姉さんとワイワイ楽しそう♪

何種類も出してもらい、つけてみては、あ~でもない、こ~でもないと盛り上がっている。

fugafuga!は、そんなやり取りを横目で見ながら棒立ち。

早く決めてくれないかな~。願い虚しく10分、15分、20分、25分!!!!

決断力のないコミミのおかげで、ただただ時間だけが過ぎていく。

最初は、おとなしく待っていたのだが、先の見えないやり取りに徐々にイラッ。

そうこうしていると、閉店のミュージックが流れ始める。

どんだけ悩めばいいんじゃい!!お店の方にも迷惑でしょ。

ついに我慢の限界に達し、コミミに一喝ガォ~。

お姉さんは、ゆっくりでいいですよぉ~!

優しいリップサービスを言ってくれるのだが、そんな言葉はfugafuga!に響くわけもない。

自分だったら、ちゃっちゃと帰りたいもんね~。

これでお願いします!!即決しレジへ。

結局お店を出たのは、閉店時間越えの17時10分。

ご迷惑おかけしました・・・。ペコリと頭を下げてからお店を後にする。


お買い物も終わったし、そろそろ夕食時。車へ戻り、近くのイオンモールへ立ち寄ることに。

明日の朝食と飲み物を買い、夕食用の惣菜を選んでいると、併設されているフードコートが目にとまる。

あっ!ここでいいじゃん。

お高い勾玉を買ってしまったので、もうケチケチ。

よって今宵のディナーは、リンガーハットで決定~。笑

コミミが選んだのは、まさかの長崎ちゃんぽんの1.5倍盛!!fugafuga!は、普通サイズの皿うどんを・・・。


20時15分、ホテルへと帰りサクッとシャワーTIME。お洗濯をしてから、明日の下準備を入念に。

22時過ぎ、2日間で頂いた、朱印&護縁珠を見ながら飲む悪魔の水をクゥ~!!

出雲の歴史を多く学べた神仏霊場の旅でしたっ♪



~本日のお写真~



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